
令和ロマン・高比良くるまさん、吉本興業との契約終了――信頼とコンビ活動のこれから
お笑いコンビ「令和ロマン」の高比良くるまさんが、2025年4月28日付で吉本興業とのマネジメント契約を終了したというニュースが飛び込んできました。
今回のきっかけは、今年2月に高比良さん自身が「オンラインカジノを利用していた」と認めたことにあります。
彼は自らその事実を動画で公表し、謝罪。
しかし吉本興業側は「信頼関係が壊れた」と判断し、契約終了を打診。
結果、双方合意のうえでマネジメント契約の終了が決まりました。
一方で、相方の松井ケムリさんは引き続き吉本興業に所属。
コンビ「令和ロマン」としての活動は続行されることが発表されています。
このニュースを見て、正直ホッとした部分と、複雑な思いが入り混じりました。
家庭を持つ主婦としては、やはり”信頼”という言葉に敏感に反応してしまいます。
家族間でも、友人関係でも、仕事でも、信頼関係は一度壊れると修復が難しいもの。
たとえ本人に大きな悪意がなかったとしても、周囲への影響を考えたとき、企業として吉本興業がこのような判断を下したのも理解できます。
ただ、高比良さんは、隠すことなく自分の過ちを認め、謝罪し、そして契約終了という結果も受け入れました。
その潔さには、どこか人間らしさを感じます。
問題を起こしても、素直に認めて謝ることは簡単なようでとても難しい。
私たちの生活でも、失敗を認める勇気ってなかなか持てないですよね。
また、今回注目したいのは、「コンビ活動は続ける」という点です。
相方の松井ケムリさんは吉本に残りつつ、高比良さんとはコンビを続ける。
これは吉本興業でも珍しい形ではなく、過去にもコンビの片方だけが事務所に残る例がありました。
たとえば「インパルス」の堤下敦さんも、以前トラブルを起こした後、事務所を離れながらもピンで活動しています。
こうした動きは、”芸人コンビ”という形がますます柔軟になってきていることを示しているように感じます。
事務所の枠を超えてコンビを続ける。
今はYouTubeやSNSといった発信手段が豊富にある時代ですから、必ずしも大きな事務所に所属していなくても活動を続けられるチャンスがあるんですよね。
特に子育て世代としては、「失敗しても、やり直せる」「形を変えてでも続ける」というメッセージは心強く映ります。
完璧じゃなくてもいい、何度でも立ち上がればいいんだ、という気持ちになります。
もちろん、オンラインカジノの利用という点については、軽く見ることはできません。
法律やモラルに関わる問題ですし、影響力のある芸能人ならなおさらです。
これを教訓にして、今後は慎重な行動を心がけてほしいと思います。
また、事務所との信頼関係の大切さも改めて考えさせられます。
芸能界に限らず、私たちの暮らしでも同じですよね。
子どもたちとの約束、パートナーとの信頼関係、職場での信用。
「一度壊れてしまったら、簡単には戻らない」という現実を改めて胸に刻みたいと思いました。
令和ロマンのこれからに関しては、不安な部分もありますが、逆に言えば、”自由にできる幅”が広がったともいえます。
高比良くるまさんが個人でどんな新しい挑戦をするのか、
松井ケムリさんと一緒に「令和ロマン」としてどんな形で笑いを届けてくれるのか――。
一人のファンとして、そして同じ社会を生きる者として、見守りたいと思います。
失敗しても、挑戦し続ける姿こそが、きっと誰かの励みになるから。
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